POINT

まずは、クイックリファレンス!

  • オートフィルで簡単に数式列を追加できる様に、データは列方向に並べる
  • 開始セルに最初の通し番号を入れ、開始セルのみを選択状態にする
  • ホームタブ→編集(右端)→フィル(□の中に↓のアイコン)→連続データの作成 の順に選択
  • 列を選択し、通し番号の時は、種類に 加算 を選択
  • 増分値に 1 を入れ、停止値へ 1000 などの最後の通し番号を入力

以上の設定で OK を押すと通し番号が一括作成

"連続データの作成" による通し番号の入力方法

今回は新規で作成した空白のブックの左端列に通し番号の入ったガイド列を設置します。Step-2 でこのガイド列を使ったオートフィルのダブルクリック入力を説明します。

1: 開始セルを設定

Excelの画面

1行目は見出し行とするので "番号" を入力します。2行目の開始セルに "1" を入力し、開始セルのみを選択します。

この時に複数セルを選択したり、空白のセルを選択すると、連続データの作成が失敗し、OKを押してもセルに何も入力されません。

2: "連続データの作成" ウィンドウを開く

連続データの作成を開く

ホームタブ→編集(右端)→フィル(□の中に↓のアイコン)→連続データの作成 の順に選択し、ウィンドウを開きます。(画像は Excel 2016 の画面)

3: "連続データの作成" の設定

連続データの作成

表示されたウィンドウへ設定を入力し、OKボタンを押します。

縦並びにするために列を選択し、通し番号の時は"種類"の 加算 を選択します。連続した通し番号なので"増分値"は 1 でOK。今回のデータセットは2ヶ月分61日×24時間としますので、データ点数の 1464 を"停止値"へ入力します。

連続データの作成

これで 1 から 1464 までの通し番号が自動入力されました。

おまけ:"連続データの作成" による通し日付の入力方法

"連続データの作成" は連続した日付の自動入力も可能です。

しかし、シリアル値の準備・入力が手間ですので、特に時間単位まで入れたい場合は次Stepのやり方がオススメです。時間が無ければ次のStepへお進みください。

1: 日付の場合の"連続データの作成" の設定方法

日付連続データの作成

先ほどと同様に日付を入力したセルを選択して、"連続データの作成"を開きます。表示されたウィンドウへ設定を入力し、OKボタンを押します。

注意点は停止値の指定をシリアル値で行うことです。開始セルのシリアル値はコピーしての任意のセルへ値のみを貼り付けることで確認できます。そこへ作成する日数分の値を足したシリアル値を停止値として設定します。

日付連続データの作成

これで 1/1 から 12/31 までの連続した日付が自動入力されました。

2: 日付+時刻の"連続データの作成" の注意点

小数点以下を指定することで、時刻単位での連続自動入力も可能です。

ただ、設定ウィンドウに数式で入力はできません。

日付時刻連続データの誤った設定

試しに"連続データの作成"の"増分値"を1時間単位とするために1/24を設定してOKを押すと…

連続データの出力失敗

連続データの作成が失敗し、OKを押してもセルに何も入力されません。

3: 日付+時刻の"連続データの作成" の設定

時刻も指定する場合は以下の様にします。

日付+時刻連続データの作成

試しに2週間分の1時間単位の連続データを作って見ます。1時間単位の連続データにするためには、"増分値"へ小数点以下のシリアル値 1/24 = 0.041667 を設定します。"停止値"には開始セルのシリアル値へ14を足した値を入力し、OKを押します。

日付+時刻連続データの結果

これで2週間後の23時までの1時間単位の連続データが入力されました。